弊社は、国内産のものを使用し、国内産で供給できない材料や海外の伝統商品、また加工原料に関しましては、産地の分かる原料を
取り扱っております。

会津桐

桐は、日本で最も軽く高級木材として重宝されています。
湿気を通さず、割れや狂いが少ないという特長があり、その中でも福島県の会津桐が最高といわれています。
それは、一本の桐の木の5~6%しか製品になりません。
また、伐採してから材料として使用するまで最低でも3年はかかります。
ですから他種の木材より会津桐は高価なのです。
桐の特長として、欠けても修理をすることが出来ますので長い間履いていただけます。
弊社の下駄は、履き心地の良さを追求しているため、会津桐産のみで作っています。

シェニール織

シェニール織は、再織(さいおり)と言って一度織り上げた生地をタテ糸にそって裁断し、モール状の糸に仕上げ、
そのモール状の糸をヨコ糸に使い、再上げることから再織と呼ばれています。
その美しい表情を見せる表裏のない製品は、多くの人に愛されています。
シェニール織の生地はソフトな質感で、ハンカチやバッグ、エプロン等に使われていますが、弊社は花緒として使用
しております。

ビロード(天鵞絨)

ビロードは、たて糸よこ糸ともに絹糸で織ったもの。
表面が毛羽または輪 ( 輪奈 )で覆われた、滑らかな感触の高級な添毛織物 ( パイル織物 ) 本来は絹製です。
表面の輪奈を切らずに残したタイプのビロードで、肌触りが大変良く、弊社は花緒に使用しています。
輪奈とは、生地表面の輪・ループのことをいいます。

超マイクロファイバースエード

このスエードは、驚異的な細さのミクロ原子が三次元不織布構造に絡み合う事で生まれた
『ハイテクニカルマテリアル』です。
独特の光沢、そして優しくしなやかな風合いのマイクロファイバースエード超極細の化学繊維ポリエステルを
8マイクロメートル以下の細さの繊維の断面を鋭角に成型することで汚れの掻き取り効果があり、撥水加工を
していますので汚れにくい性質を持っています。

お手入れ方法は・・・
まずは、エチケットブラシで軽くふわっとブラッシングをして、 ほこりを拭き取ってください。
汚れが気になるようでしたら、40℃から50℃程度のぬるま湯で固く絞った布で拭いてください。
汚れが目立つ際には、家庭用洗濯洗剤をほんの少し絞った布に染み込ませ、つまみ洗いをします。
その後、その洗剤を拭き取るため、ぬるま湯で絞った布で何度かつまんで拭き取ります。

弊社は、この素材の特性を活かし花緒に使っています。 日本製( 株式会社キョーレ製品 人工皮革 )

コルク

『 コルクガシの木の皮 』を砕いたもの。
断熱性・保湿性・吸湿性・吸音性に大変優れており、抗菌・消臭の効果もあり履物に使用するのに最適です。
世界で最も良質のコルクが育つ肥えた土地は、ポルトガルや地中海沿岸の各国。
弊社は、良質のポルトガル産を履物の天に使っており、インソールにも使っています。
また、炭の特性を活かすため『 カーボンブラック( 炭素の微粒子 ) 』をコルクに入れてある商品もございます。

曲がる木( リグノフレックス  )

リグノフレックスとは…
日本固有の高級材で知られる奈良県の吉野杉を「圧薬品を使わずに木材を柔らかくする」という特許を取得し、
圧縮加工したものです。
これは、愛知県の名古屋木材株式会社と岐阜大学が共同開発されました。
弊社は、この技術の特長を生かし、履物の天に使うことでより良い履き心地を追求いたしました。
木材に柔軟性を持たせており湾曲するので、自然に足に添い、木の香りやぬくもりを感じる材料です。

フェルト

ひつじやらくだなどの動物の毛を、薄く板状に圧縮して作るシート状製品の総称で不織布のこと。
特長は、通気性・吸水(吸油)性に優れ、又軽量で柔軟性に豊み製造方法によって密度・硬軟・厚み等を自由に
作成することができます。
また、耐熱・耐寒・耐久性があり、経年劣化、分解の少ない素材でもあります。

弊社のフェルトは上質のモノを底裏に使っており、大変静かで軽くしかも丈夫です。